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チョーキング(白亜化現象)は外壁塗装の寿命を示すサイン!?
外壁のチョーキング(白亜化)現象は、塗膜劣化サインのひとつです。
外壁塗装メンテナンス時期が分からない、という方は目安としてご自宅の外壁の状況を確認してみてください。
チョーキング(白亜化)の見分け方や塗装のタイミング、対処方法を解説しています。
現在、外壁塗装をお考えならご参考にしてください。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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古くなった建物の外壁に触ったり、服などが触れてしまったときに白い粉のようなものが付いてしまったということはないでしょうか。
この白い粉は塗膜の一部が粉化して発生したものであり、チョーキング現象と言われるものです。外壁塗装が経年で劣化してきた証拠であり、白亜化現象とも呼ばれます。
このチョーキングは「粉が吹く」や「風化」などとも言われます。
塗料は外壁に塗られたその日から劣化していき、耐用年数の前後になると徐々にこのチョーキング現象が発生し出します。
チョーキング現象が始まってまだ日が浅い場合は薄っすらとしか付着しませんが、劣化が進んで寿命が近付くとベッタリと濃く付着するようになります。
チョーキングは白亜化現象とも呼ばれるように白い粉が付くことが多いのですが、塗料によっては塗られていた色そのものが付着することもあります。
チョーキング(白亜化)が起こったらすぐ塗装?
チョーキングが塗装の目安とは言いますが、多くの場合それほど緊急性はありません。
外壁の劣化症状がチョーキングだけであれば、今すぐ外壁やお住まいに重大な問題が起こることはないでしょう。
チョーキング(白亜化)現象はあくまで、「塗膜の劣化現象」=「メンテナンスの目安」です。
ただ、チョーキングといってもレベルは様々です。またチョーキングが発生するような年月が経っていれば、他のダメージも蓄積されていると考えるのが普通です。
ですから街の外壁塗装やさんではチョーキングを、メンテナンスの目安のひとつとしてご紹介しています。
実際に我が家のチョーキングはどの程度なのか、メンテナンスした方が良いのか、プロの診断を受けてみませんか?きれいなお住まいにこれからも長く住み続けるなら、定期的な無料点検をおすすめしています。
チョーキング(白亜化)現象の確認方法
手や布で擦る
チョーキング(白亜化)を確認する基本の方法が、外壁を手や布、ティシュで擦ってみる、です。軽く擦った時に粉が付いてくるようならチョーキング(白亜化)が発生しています。
外壁が白や明るい色なら、黒い布や手袋を使うとより分かりやすいですね。
薄っすらと付いてくる程度でしたら「そろそろ塗装を検討する時期かな」と思ってください。チョーキングがひどくなると、本当にチョークのようにべったりとついてきます。塗膜の寿命が尽きかけている証拠です。
艶を確認
新築や塗替え直後は艶がありピカピカだった外壁でも、経年により艶がなくなり色褪せたように見えてきます。
これもチョーキング(白亜化現象)の症状の一つです。表面が粉っぽくなっているので、かつての艶もなくなってしまっているのです。併せて、粉をふくことで鮮やかさも失われます。
手の届かない場所や、屋根の塗装が気になるときは、艶や色褪せでチョーキングを確認してみてください。
水をかける
外壁に水をかけてみるのもおすすめです。チョーキング(白亜化)が軽度であれば、それほど色は変化しませんが、チョーキングが重度の場合は大きく変化します。
塗膜に撥水性がなくなり水が染み込んでいるためです。雨の後に乾きにくくなっているならそれも要注意です。
やがて塗膜を通して外壁材に雨水が染み込むようになると、収縮の原因となり、反りやひび・割れを引き起こします。そうした被害を防ぐため、早めに外壁塗装を行いましょう。
チョーキング(白亜化)を確認するべき場所
チョーキング(白亜化)の度合いを確認するなら、外壁のどこで確認するかにも注目してみてください。場所によって進行具合が違うことがあるからです。
チョーキング(白亜化)は紫外線、雨や風による劣化によって引き起こされますから、必然的に太陽光が当たりにくい、雨で濡れにくい、風が当たりにくい場所では起こりづらくなります。
チョーキングが起こりやすい |
・お家の南側 ・お家の西側 強い日光や雨が当たりやすい場所 |
チョーキングが起こりにくい |
・お家の北側 ・日陰になる場所 日光があまり当たらない方角や、 隣家等で日陰になりやすい場所 |
チョーキング(白亜化) は主に紫外線の影響が大きいので、日当たりの良い部分では特に起こりやすいです。家全体のことを考えてメンテナンスを検討するなら、劣化が大きい場所を基準にした方が良いですよね。
手が届く1階の外壁で確認したとしても、よく日の当たる2階の方がチョーキングが進んでいたということも多いです。
雨が当たりやすい部分ではチョーキングで発生した粉が流れてしまうこともありますから、水をかけてみるのが良いかもしれません。
外壁以外でも確認したい場所
チョーキングが発生するのは何も外壁だけとは限りません。塗料が塗られている建材ならどこにでも発生します。発生しないのは塗料が塗られてなかったり、塗料が塗られていてもクリア塗装だった場合のみです。
いずれも工場出荷時に塗装されている屋根材のためやはりチョーキングが起こる。色褪せが一つの判断基準。四六時中、風雨にさらされているためか、明らかにチョーキング(白亜化)していると思われるこれらの屋根材を触っても、粉がついてこないこともある。
アルミにクリア塗装されているもの以外はチョーキング(白亜化)が発生する。塗膜劣化すると錆が発生しやすいので、特に気をつけてあげたい。
→門扉の塗装詳しくはこちら
→フェンスや柵の塗装詳しくはこちら
外壁の種類による違い
モルタル外壁
現場で塗料によって仕上げられるので、チョーキング(白亜化)が発生する。モルタルは水が染み込みやすい建材なので、チョーキングを確認したら、早めの外壁塗装を計画したい。
窯業系サイディング
現在、外壁の主流となっている窯業系サイディング。工場出荷時に塗装されていることがほとんどだが、やはりチョーキング(白亜化)は発生する。チョーキングによって防水性が低くなり、水が染み込むと寿命も短くなり、反りや割れの原因にもなる。
金属系サイディング
最近、増えてきているガルバリウムなどの金属サイディング。こちらも工場出荷時に塗装されており、チョーキングは発生する。モルタルや窯業系サイディングのように素材自体に水が染み込むことはないが、防水性が低くなると錆が発生しやすくなる。
ALC
ALCの外壁にもチョーキング(白亜化)は発生する。ALCは軽量気泡コンクリートと呼ばれ、軽石のような構造で水を吸いやすいので、塗膜での保護は必須。吸水すると爆裂で割れてしまう恐れがある。
タイル外壁
チョーキング(白亜化)の症状がないのがタイル外壁。タイルは天然の素材の色を生かし塗装はされていないため、塗料の劣化症状であるチョーキングの心配はない。
しかしタイルの割れや目地の劣化などに対してはしっかりと点検・メンテナンスを。
→タイル外壁のメンテナンス方法
チョーキング(白亜化現象)の主な原因には、経年による自然劣化と業者の施工不良の2つがあります。メーカーの想定している耐用年数の前後に起こるものは経年による劣化です。耐用年数の半分にも満たないでチョーキングが起こってしまうのは業者のミスか手抜きによるものと考えられます。
紫外線は女性のお肌の大敵であるだけでなく、塗膜にとっても脅威をもたらすものです。
紫外線は塗膜に化学変化を起こし、徐々に分解、チョーキング(白亜化)を起こします。
また、太陽光による熱もさまざまな化学変化を促進し、塗膜を分解していきます。雨による水分も化学変化の媒介となりますし、物理的にも塗膜を傷つけるのです。風によって運ばれ、外壁へ叩きつけられる砂塵も塗膜を傷つけていきます。
天候が穏やかな地域よりも、厳しい地域の方がチョーキング現象は早く発生してしまうものなのです。
チョーキング(白亜化)のメカニズム
塗料は主に以下の成分でできています。
☑︎色を付けるための「顔料」
☑︎塗膜を形成する「樹脂」
☑︎その他添加物
この樹脂が分解や摩耗をしていくことで、内部の顔料が露出してしまうのです。ですから、チョーキングの粉はその塗料と同じ色をしています。
ちなみに白亜とは広くチョークや石灰石のことを指します。チョーキング(白亜化)現象は塗膜がチョークのようになってしまうことと想像していただくと分かりやすいのではないでしょうか。
業者による手抜きもチョーキングの原因となり、この場合はメーカーが想定している耐用年数よりも早く、それが起こってしまいます。施工時に順守しなければならないことを1つでも怠ってしまうと、耐用年数は短くなり、早い段階でチョーキング現象が発生してしまうのです。
チョーキングを早めてしまう施工不良
☑︎高圧洗浄はしっかり行ったものの、乾燥時間が不十分だった
☑︎塗料を規定以上に薄めてしまった
☑︎塗料をしっかりと攪拌しなかった
☑︎メーカーが推奨する気温(5℃)未満の時に塗装を行った
☑︎雨の日や湿度が高すぎる日に塗装を行った
☑︎メーカーが推奨する塗料で下塗りを行わなかった
☑︎各塗り工程で乾燥時間を守らなかった
これらがどれか1つでも守られなければ、メーカーの想定する年数よりも大分早くチョーキングが発生してもおかしくはないのです。
自動車ってチョーキングは発生しないの?
この理由は色付きの塗料で塗装した後、何層にも渡ってクリア塗装をして仕上げているからだ。
このクリア塗装の層がなくなってしまえば、やはりチョーキング(白亜化)は発生する。
現に平成初期頃までは古い車は当たり前のようにチョーキング(白亜化)が発生していたし、現在でも廃車置場などに行けば表面の塗膜が白亜化した車を見ることもできる。
薄っすらと色がつくもの、ベッタリと色がつくもの、チョーキング(白亜化)の進行具合には軽度なものから重度なものまでさまざまあります。発生したからといってすぐに塗り替えが必要になるとは限りませんが、お家の劣化のサインであることは間違いありません。
お家の他の部分が健全な場合、軽度のものだったら、ゆっくりと外壁塗装の計画を立てて、実際に工事に取り掛かるのは半年後でも問題ありません。中程度でも、数ヵ月後で支障はないのです。
しかしチョーキング(白亜化)を長い間放っておくということは、塗膜の防水機能がなしていないということです。チョーキングの症状が大きくなるだけでなく、結果、以下のような問題につながっていきます。
チョーキング(白亜化)が起こっているかもと思ったら、外壁材へのダメージが大きくなる前に、まずは点検だけでもご依頼ください。点検・お見積もりは無料です。
塗装以外も傷んでいませんか?
チョーキング(白亜化)が発生しているということは他の部分も同様に経年で傷んできている可能性があります。チョーキング(白亜化)が軽度でもシーリングの傷みは重度ということもありえます。
実際にお家にチョーキングが発生していても、それが軽度のものなのか、重度のものなのか、よく分からない方も多いと思います。
そんな方には街の外壁塗装やさんの無料点検をご利用ください。チョーキングはもちろんのこと、他の建物のメンテナンスについてもアドバイスいたします。
チョーキング(白亜化)は訪問販売業者の標的になりやすい!?
実は、外壁にチョーキング(白亜化)が起こっていると飛び込みの悪質訪問業者に狙われやすくなるんです。
全ての外壁塗装の訪問販売業者が悪徳というわけではないのですが、その他の業者に比べると多くのトラブルを招いているのは事実です。彼らは無闇に片っ端から訪問をしているのではなく、ある程度、ターゲットを絞って営業をかけてきます。
訪問販売業者に営業チャンス!と思われてしまう家とは
新築数ヶ月のピカピカのお家より、もちろん外壁がクラックだらけのお家の方が外壁塗装の必要性は高いですよね。同様にチョーキングが発生しているお家はピカピカのお家よりも外壁塗装の必要性が高いのです。外壁の苔や藻も同様に狙われやすいのです。
彼らはチョーキングが発生しているお家を見つけたら、巧みな言葉やオーバーな表現でやたらと不安を煽って、契約を結ぼうとします。
前述のように、中程度のチョーキングまではすぐに外壁塗装を行わなくても問題ありません。数ヶ月間、検討してからでもお家に悪影響を及ぼすことはほぼないのです。そういった業者の訪問を受け、チョーキングを指摘されたら、地元の信頼できる業者に相談しましょう。
街の外壁塗装やさんでも訪問販売に関するご相談を受け付けておりますので、ご遠慮なさらずにご利用ください。
残念ながら、新築や塗り替えから既に数年経っている状態で、今からチョーキング(白亜化)を防ぐというのは難しいです。外気にさらされる塗膜は日々ダメージを受けています。
しかし、これから塗り替えをお考えなら、「なるべくチョーキングが出ないように」予防することはできます。
チョーキングとは塗膜の劣化が原因ですから、つまりは、耐久性の高い塗料を選べばよいということです。
耐久性の高い塗料とは?
塗料は配合された成分によって耐用年数が変わり、一般に耐用年数が長い方が価格も高くなります。
お手頃に済ませるか、少々費用をかけても長くきれいで安心な状態を保つか。それはお客様のご希望や、この後何年住むか、などによると思いますので、塗装工事をするにあたり何を優先するかを決めておくと良いと思います。
主な塗料の種類と耐用年数の目安
無機塗料 | 15~25年 |
フッ素塗料 | 15~20年 |
ラジカル制御型塗料 | 12~15年 |
シリコン塗料 | 10~13年 |
ウレタン塗料 | 7~10年 |
チョーキングを予防したいなら、街の外壁塗装やさんのおすすめは、価格と性能のバランスが取れたラジカル制御型塗料です。
紫外線に当たったとき、塗膜を破壊するラジカルが発生してしまうのが、塗膜劣化の原因の一つです。ラジカル制御型塗料なら、ラジカルを発生させない、発生しても閉じ込める作用を持っているので、チョーキングを防ぎ長く塗膜を維持できます。
施工事例
築19年でチョーキングが気になったお住まい
チョーキング現象が気になったということでお問合せいただいた例です。
築19年経っており、外壁サイディングに浮きやひび割れ、コーキングにも劣化が出ていました。
ラジカル制御型塗料のプレミアムシリコンをご案内、色はシックなグレーをお選びいただきました。
屋根や基礎塗装等と合わせ約103万円の工事です。
築15年で塗り替えを検討されたお住まい
築15年でそろそろ塗り替えの時期かとご相談いただきました。
レンガ調のサイディングで、コーキングの傷みや色褪せが気になります。
凹凸のあるサイディングを慎重に塗装。
パーフェクトトップND-012で、艶のある外壁になりました。約80万円の工事です。
何気なく外壁に手をついたら汚れてしまった。
そんなご経験からこのページをご覧になっている方も多いでしょう。
何回かご案内したように、チョーキング(白亜化)現象があるからといって今すぐ塗装メンテナンスをしないといけないわけではありません。程度によって、ご検討ください。
しかしチョーキングがあるということはそれなりに年数が経っているお住まいということ。見えない部分で他の劣化が広がっているかもしれません。
外壁塗装の目的は、美観を保つだけでなく、外壁やお住まいを保護することにあります。
これからも長くお住まいになるなら、早めに点検だけでもご相談ください。プロの目線からお住まいの状態を確認し、塗装や補修が必要か?ご案内いたします。
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塗膜が劣化により、粉化してきて手に付きやすくなるのがチョーキング(白亜化)
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主に白い粉がつくことから「白亜化」とも呼ばれる
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薄っすらならば軽度、ベッタリならば重度
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同じお家でもチョーキング(白亜化)が発生しやすい場所としにくい場所がある
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チョーキング(白亜化)は外壁以外、塗装されている箇所ならどこでも発生する
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チョーキング(白亜化)が軽度か重度かの判断ができない場合は街の外壁塗装やさんの無料点検を利用しましょう
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チョーキング(白亜化)は訪問販売の標的になりやすいので要注意
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外壁塗装をお考えならチョーキング(白亜化)の起こりにくい塗料もご検討ください